< 滞在中のお天気 >
28日 晴れ → 夜から激しい雷雨
29日 晴れ のち 曇り
最高&最低気温 23℃/14℃
◆ ルート
1日目:山頂駅(90分)北横岳 北峰(130分)天狗の露地(50分)双子池ヒュッテ
2日目:双子池ヒュッテ(60分)雨池峠分岐(55分)縞枯山荘(10分)山頂駅
※ 歩行時間は小休止を含む。
朝8時より運行の北八ヶ岳ロープウェイ。
朝一は混み合っていたので1本遅らせますw
山頂駅でパッキング等の最終チェック。
9:00 準備運動を終え〜いざ出発^^
まずは横岳神社に立ち寄り安全祈願w
シャクナゲを横目に登山道を歩きます。
登りにじんわり汗が〜
でも日陰は涼しくて快適w
途中、ちょっとした岩場もありますが順調に進みます〜。
10:00 あっと言う間に北横岳ヒュッテに到着^^
しばし休憩♪
日帰りや山小屋泊の方など、たくさんの登山客で賑わっていますw
ビールの誘惑を我慢しつつ〜先へ進みます^^;
ヒュッテから20分ほどで北横岳 南峯に到着〜。
存在感のある蓼科山が見えます♪
さらにここから5分ほどで…
10:30 北横岳 北峰(標高2,480m)
ここまではあっさり来れてしまうので達成感は少ないかも。。。
それでも記念写真を撮ってもらいます♪
ここから更に今夜のテント場である双子池へと向かいま〜す。
一般的な亀甲池を通るルートには進まず 大岳方面のルートへw
大きい岩だらけ〜まるでアスレチックw
岩から岩にピョンと飛び移る(笑)
かと思えば〜樹林の悪い足場なんかも。
歩いた場所を振り返るとこんな感じです^^;
最後の下り道。苔生した岩の肌触りが良い^^
一歩一歩、ズンと膝に負担が掛かってきます。
運動不足で太ももがパンパンになります(苦笑)
ようやく眼下に双子池が見えました^^;
みるみる高度を下げ〜〜
13:30 「 双子池ヒュッテ 」に到着しました。
早速、テントの受付を済ませます^^
双子池。名前の通り二つの池( 雄池、雌池 )からなります。
原生林に囲まれた神秘的な池♪
↑こちらが雄池。
池とは思えない透明度w
なんでも山椒魚が生息しているんだとかっ!
定期的に水質検査をしているらしく、飲料水としても利用可。
水汲みは無料です。(山小屋には別途、有料の飲料水もあります)
↑ 続いてお隣のテント場となる雌池。
こちらも素晴らしいロケーション。
テント場は対岸に位置し、ヒュッテから10分ちょっと歩きます。
山小屋のオーナーによると、昨晩に降った雨などで水位が上昇。
テント20張り分ほどのスペースが今も水没しているとの事…。
これから徐々に混み合うらしいので、早めに場所取りします。
どうやら今夜も雷雨になりそうな予感。
もしもを考えて水際は避けたい^^;
高台で水はけの良さそうな場所に幕営します。
すでに何組かの先客がおり仮眠中の様子 Zzz
再びヒュッテに戻り〜缶ビールを購入w
う〜ん! うまいっ!! 麦茶みたいに飲んでしまう♪
ビールをおかわりし、オーナーさんとしばし雑談ww
酔っぱらい〜水汲みをしてテントに戻ります(笑)
すっかり心が癒された双子池の景色。
↓ ちなみにこんな悲恋物語の伝説があるそうです。
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
昔、臼田近くの名主の息子与七郎と作男の娘お染は恋仲であったが、
これを知った名主はお染親子を村から追い出し、別に与七郎の結婚話を進めた。
ちょうどその頃カラ雨の為大飢饉となり、
村人達の間で二子竜神に人身御供を捧げることになった。
買って出るものもなく相変わらず飢饉は続いた。
これを知った与七郎はある夜、恋しいお染の名を呼びながら雄池に身を投じた。
それを聞いたお染も与七郎を慕って双子池に身を投げたが、まちがって雌池を選んだ。
カラ雨は終わり、それ以降 双子池は年に一度増水して二つの池がつながる様になったが、
これは与七郎とお染の強い愛のきずなの為であると云う。
〜・〜・〜・〜・〜・〜 双子池ヒュッテHPより抜粋 〜・〜・〜・〜・〜・〜・
う〜ん、悲しい物語ですね。。。
ちまみにオーナーさんに、年に一度 二つの池がつながるのか聞いてみました。
オーナーさん 「 二つの池? つながらないよ〜 」
えっ!! そうなのォ〜!! ガーン!!
ただ50年くらい前は積雪量が今よりも多く、残雪期にはつながったらしい〜。
冬は雪深い印象ですが、それでも昔ほどではないんですね。
・・・とはいえ、事実を知り〜なんか夢が壊れたような〜(苦笑)
テントで飲み直し〜締めはマルタイラーメン!
心も胃袋も満たされました。
日が暮れるにつれ、怪しい雲が出始めます。
日没後、ポツポツと雨音が。。。
前室を締め、しばらくすると本降りになってきました^^;
↓ テント内での雨音の様子はこちら
やがて空を引き裂くような大きな雷も。。。
一時的な雷雨かと思いましたが、一向に止む気配がない(汗)
明日に備え〜そのまま就寝することに。
結局 雨は深夜過ぎまで降り続けました^^;
翌朝、4時半に起床。
雷雨がウソのように素晴らしい天気〜w
すでに撤収中の方がチラホラ。地面には雨の痕跡が残っている。。
どうやら昨晩、テントの浸水被害にあった方がいたようです(汗)
珈琲を飲みながら朝の空気を満喫w
朝食はお湯だけ湧かすだけのシンプルなもので^^
今回ガスは持たず〜アルコールだけで対応。
まだ扱い慣れていませんが故障知らずで頼もしい♪
ちなみに今回の荷物はこんな感じですw
結構〜余分なものがありますが。。。
自分は山屋ではないので、ダメ出しはご勘弁を^^;
収まるとこんな感じです。バックパックは LIM45 。
45L だと小さいかも知れませんが〜なんとかこれでやってますw
軽量モデルらしいですが、UL目線で考えると軽くないです(笑)
ストックは足を挫いたりと〜もしもの対応の手段として装備してます。
帰りは大石川林道から雨池峠に向かいます。
この林道は、落石により現在通行止めになっているらしい。。。
ヒュッテのオーナーさんに利用状況を聞くと、あくまで自己責任とのこと(笑)
案内板も進入しないようにガムテープで隠してあるらしい。
それでも林道から山頂駅までのルートと所要時間をしっかり教えてくれました。
落石はまれにあるらしく、特に残雪期が多いんだとか。。。
また積雪期は雪崩が頻繁に起こるらしい。
自己責任のもと、林道へ入ります。
平坦で歩きやすく、風が抜け気持ち良いw
ただ右側の急斜面には落石の痕跡がたくさん。。。
逃げ場がない。積雪期だったら無理ですね(汗)
足を止めず〜早めに抜けたいところです。
双子池から歩くこと50分。。。
危険地帯を抜け〜雨池の分岐に到着しました^^
ここまでくれば安心。ひと息入れます〜〜。
ここからは短い距離ですが急登。
登り始めから途端に汗が吹き出る〜。
足の置き場を確認しながらゆっくり登ります。
昨日の大岳ルートに比べると楽チンです。
急登を登りきり平坦な道にでました♪
やがてコースは木道に切り替わり、さっきまでの汗がスッと引きますw
しばらくして山荘が見えてきました。
「 縞枯山荘 」
ソーラーパネルや風力発電の風車があり、また清潔感のある建物^^
冬場はスノーシューやクロカンの拠点にもなっているそうです。
ウッドデッキで信州りんごジュースを頂きますw
濃厚で甘〜い! 体に染み渡ります♪
もう1泊できればビールを頼みたかった・・(苦笑)
ここからロープウェイ山頂までは目と鼻の先w
あまりの心地良さにしばらく居座わり続ける^^;
すると昨晩に双子池ヒュッテに宿泊した年配グループが通り〜声を掛けてくれました。
「 また会ったね〜。昨晩は酷い雷雨だったけどテント大丈夫だったの? 」
どうやら存在感ゼロの自分を憶えてくれていたらしい(笑)
彼らは林道は通らず雨池から迂回して来たようだ。
会話もそこそこに立ち去って行きましたが〜こんな交流も良いですネ♪
帰りの時間もあるので、そろそろ重い腰をあげます〜。
縞枯山荘から10分ほどの横移動で、山頂駅に到着しました。
山頂駅から麓まではロープウェイで7分。
久しぶりの山歩きをゆっくり楽しむことが出来ました♪